大豆が更年期の女性の体によい!
というのは皆さんもご存じですよね。
それは、大豆に含まれる
大豆イソフラボンの成分が
女性ホルモン(エストロゲン)の
分子構造に似ているので
大豆イソフラボンを摂取すると
体が『女性ホルモンが増えた』と
勘違いして、更年期症状が緩和されるから。
また、大豆イソフラボンには
悪玉コレステロールを減らす作用や
骨密度の減少を防ぐ作用が
あることもわかっています。
大豆イソフラボンは、摂りすぎると
乳ガンの発症リスクが高くなる
とも言われていますが
日々の食事で普通に摂る分には
それほど気にすることはないようです。
大豆イソフラボンは
大豆を原料とする食品の
ほとんどに含まれています。
代表的なものでいえば、
豆腐、納豆、おから、きな粉
ゆば、煮豆などのほか
調味料である味噌や醤油など
日本の伝統的な食生活を
支えてきた食品ばかりです。
また、近年は豆乳などの飲料も
好んで飲まれるようになってきました。
女性には、ぜひ
摂っていただきたい大豆ですが
さて、ここからは大豆の摂り方について…
食べ物は全て
良い面と悪い面の両方をもっていて
食べ過ぎたり、間違った食べ方をすると
悪い面が出てきてしまいます。
大豆の良くない面は
食物繊維が多く
消化しづらい点です。
昔から私たち日本人の食生活と
深いつながりのある大豆。
大豆製品の代表格は味噌。
蒸した大豆をつぶして麹と塩を混ぜ
微生物の力をかりて
発酵させていただいていました。
発酵の過程でたんぱく質が
アミノ酸レベルまで細かく分解されるので
消化吸収しやすく
体に負担がかからないのです。
醤油や納豆も同じです。
これぞ先人の知恵。
最近は大豆の栄養素にばかり着目した
食べ方が増えています。
高たんぱく低カロリーに注目して
大豆プロテインを取り入れる。
イソフラボンに注目して
毎日豆乳を飲む。
これらの食べ方、過度は禁物です。
発酵させていない大豆は体を冷やし
消化が悪く、未消化のたんぱく質が
血液を汚します。
重ね煮食事メソッドでは
味噌や醤油を使った料理を
簡単に作ることのできるレシピを伝授!
さらに、先人の知恵を学ぶことで
自然と情報に振り回されることも
なくなります。
あなたも
一杯の重ね煮味噌汁から
始めてみませんか?