最近、お口の中が乾くようになった
と感じることは、ありませんか？
その症状
ドライマウス（口腔乾燥症）
かもしれません。
更年期には女性ホルモンの減少により
自律神経のバランスも乱れやすく
その影響で、唾液の分泌が減って
口の中が乾燥するようになります。
さらに更年期には口の周りや顎
喉の周囲の筋肉が衰えるため
咀嚼回数が減ることも一因に。
舌や口の中全体がヒリヒリする
食べ物が飲み込みにくくなる
しゃべりにくくなる
などの症状にあらわれます。
唾液は、耳下腺、顎下腺、舌下腺という
主に3つの大きな唾液腺から
1日に1000～1500mlほど分泌されていて
この唾液には口や体の健康に関わる
さまざまな働きがあるんですよ。
消化作用
唾液に含まれているアミラーゼという酵素には
食べ物に含まれているでんぷんを
麦芽糖に分解し
胃で消化しやすい状態にしてくれます。
自浄作用
歯の表面などについた食べカスを
洗い流す作用があります。
抗菌作用
唾液にはリゾチームやラクトフェリン
ペルオキシダーゼ、免疫グロブリンに
代表される成分が
細菌の活動を抑えてくれます。
緩衝作用
むし歯菌が歯の表面に生息し
そこの付着物を取り込んで代謝すると
乳酸を排出、pHが酸性に傾きます。
この作用で歯が溶かされ、むし歯になります。
唾液には、お口の中のpHを
中性に戻す作用があります。
再石灰化作用
唾液中のカルシウム・リン酸・フッ素イオンは
脱灰された歯質の再石灰化を促進します。
湿潤・保護作用
お口の中は、舌や頬、唇などの軟らかい部分と
歯という硬い部分が共存しています。
歯の表面はペリクルと呼ばれる
唾液タンパクに覆われていて
磨耗や脱灰することから守られます。
口腔粘膜も唾液タンパクに覆われることにより
感染や機械的な損傷から守られています。
発がん性抑制作用
唾液中の酵素ぺルオキシターゼと
カタラーゼの働きにより
有害な活性酸素を除去し
発がん物質の毒性を弱めてくれます。
そして唾液にはもう一つ
驚きの作用があります！
それは、若返りホルモン、パロチン!!
成長ホルモンの一種で
体を若々しく保つ機能や
骨や歯の再石灰化、皮膚の新陳代謝を促すなどの
アンチエイジング効果が!!
唾液を増やすために今から始めよう！
食事の時にしっかり噛むことで
唾液腺が刺激され、
唾液の分泌量は10倍くらいに増えます。
しっかりと噛めば、満腹中枢が刺激されて
食べ過ぎを防ぐ効果も期待出来ます。
よく噛むためには
噛み応えのある食材を選ぶこと！
・パンよりご飯
・白米より分付き米や雑穀米を混ぜたもの
・食物繊維の多い根菜類や海藻類
・きのこ、繊維のしっかりしている乾物類など
重ね煮食事メソッドでは
これらの条件を満たした
食のレシピを伝授！
しかも簡単に作れます！！
あなたも唾液パワーで
アンチエイジングしてみませんか？
