「味噌は医者いらず」
これは味噌に関する先人の言い伝えのひとつです。
「味噌は、日々食べておけば医者にかかる
心配がないほど健康に良いですよ」ということ。
がんや生活習慣病の予防
美白や睡眠効果などがよく言われており
大豆の発酵食品として
昔から日本の食卓にある味噌や醤油は「生活の知恵」
日本人の健康を昔から支えてきた名脇役なのです。
日本人と味噌汁
昔からアジア圏では
湿度や四季の変化があることで
多種類の微生物が繁殖したことと
人々の食物の保存性を高める必要性とが合わさり
多様な発酵食文化が築かれてきました。
中でも日本は米に由来する微生物を上手に利用し
今日の食文化を紡いできました。
平安時代に味噌が本格的に登場。
味噌は調味料として使うものではなく
食べ物に付けたり
薬としても使われていたようです。
鎌倉時代には味噌汁という
新しい調理方法が登場。
この味噌汁の登場により、1汁３菜という
鎌倉武士の食事の基本ができ
その後受け継がれていきます。
まだ武家や僧侶といった特権階級の食事であって
庶民に普及していくのは室町時代に入ってから…
その後の長い歴史で味噌汁が
根付いてきたということは
味わいや、保存、健康的な生活経験などが
蓄積されてきたからではないでしょうか。
味噌汁と健康
健康への関心が高まってきた昨今
味噌汁への視線が徐々に変わってきました。
大豆イソフラボン、食物繊維、発酵の善玉菌…
腸活は健康管理・美容におすすめです。
腸の健康を保つ単ために発酵食品を食べ
腸内の善玉菌を活性化することが大切ですが
味噌には乳酸菌、麹菌、酵母菌といった
腸を整える3種類の善玉菌が含まれているといわれています。
味噌汁にすれば善玉菌のエサとなる食物繊維を
たくさん摂ることができますよ。
味噌汁は腸にとってメリットがたくさんあるんですね。
重ね煮食事メソッドでは
たくさんの野菜を皮ごと切って
陰陽の順番に重ねて
火にかけるだけの簡単ステップで
出汁が入っていないのに
おいしいお味噌汁を作ることができますよ。
あなたも
一杯のお味噌汁から
はじめてみませんか？
